Wizardryの世界へようこそ！これから始まる迷宮探索は辛く、苦しいものになるかもしれない。キャラクタ作成はしっかりとやってもらえただろうか？初めての方はしっかり６人でパーティを組んでもらいたい。FIGHTER・FIGHTER・FIGHTER・PRIEST・THIEF・MAGEが一番オーソドックスで扱い易くて良いと思われる。TRAINING GROUNDSのボーナスはねばって最低１８を目標にしたいところ。DWARF、ELF、GNOMEならSAMURAIになれる数値だ。前衛に一人くらいSAMURAIを作っておくとバラエティに富んで感情移入しやすいかもしれない。

もう説明書などを参考にしてもらえばわかると思うが、Wizardryの世界は『死』が大変重要視されている。もし死んでしまったらTEMPLE OF CANTで生き返らせるか、PRIESTの呪文DI、もしくわKADORTOで生き返らせる。しかしDIは使わないほうが良いだろう。失敗する確率が非常に高い。もし蘇生に失敗したら「DEAD」から「ASHES」の状態に、更に失敗してしまうと「LOST」状態になり、永遠にこの世界から文字通り『消滅』してしまうのだ。このように、もし死んでしまったらTEMPLE OF CANTで生き返らせるのが良いだろう。が、それでも失敗する可能性はある。TEMPLE OF CANTの司教も同じ人間だからだ。

キャラクタたちの安全がなによりの幸せと思って、慎重に、そして着実に強くしていこう。愛着のあるキャラクタを育て、感じることがWizardryの最大の醍醐味といっても過言ではない。途中で名前を変えることも自由に出来るが、なるべくなら一度決めた名前をずっと使ってほしい。あなたの分身のような存在を作っても自由。好きな他所のキャラクタを作っても自由。自分のオリジナル冒険者を作っても自由。とにかく、このWizardryの世界を思いっきり堪能してほしい。本当に素晴らしい、心に残る旅になることを願う。

Wizardryの迷宮は１フロア２０Ｘ２０マスの構成。マッピングは冒険に大変重要で、それでいてWizardryの楽しみの一つでもある。方眼紙などを買ってきて実行してみよう。

さぁ、いよいよ迷宮探索が開始された。始めは遠出などせず、慎重に慎重に進んでいこう。普通に歩いていたり、扉を開けるとモンスターが現れる。BUBBLY SLIME、ORC、KOBOLDOなどが頻繁に現れる。全員レベル１のパーティでも問題なく倒せるだろう。前衛のFIGHTERたちのＨＰに細心の注意を払い、CASTLEにすぐ戻れるようにすること。発見した宝箱はTHIEFに任せる。I)NSPECT→D)ISARM。この辺ではPOISON NEEDLEやCROSSBOW BOLTなどの罠が多くかかっている。THIEFのAGILITY、LUCKが少なくてもちゃんと解除できるだろう。パーティ全体のレベルが２になると、途端に戦闘が楽になる。しかしまだ遠出は禁物。しっかりお金と経験値を稼いでおこう。

レベル４くらいになったらちょっと遠くまで探索してみよう。この階では「KEY of BRONZE」と「KEY of SILVER」が発見できる。いずれも地下２階で必要になってくるので取っておこう。そろそろ安心して探索を進めることが出来てきてる頃だろうか。ダークゾーンにも慣れて欲しい。DUMAPICを使って確実にマッピングをしていこう。エレベーターがダークゾーンを抜けた所に隠れているが、これは地下４階まで行ける便利な装置だ。しかし、レベルの低いうちは利用しないほうが良いだろう。

東に１３・北に５の部屋では「フードをかぶった彫像があり、お香が新しくたかれている」というメッセージのある部屋がある。探しますか？とでるので探すと、MURPHY'S GHOSTが必ず出現する。攻撃ダメージは２〜２、経験値が４４５０と、まるで倒されるために作られたモンスターだ。レベル５くらいになったらMURPHY'S GHOST狩りをしてみよう。ここで沢山レベルを上げることが出来れば、今後の迷宮探索がぐんと楽になる事間違い無しだ。レベル１０を超えたあたりで途端にレベルアップがきつくなるが、それだけあれば十分だ。さぁ、地下２階へ進もう。

地下２階に出現するモンスターは地下１階にはみられなかった特殊攻撃をしてくるやつが多数出現する。麻痺攻撃をするZOMBIE、毒に犯されてしまう恐れのあるCREEPING CRUD、どんなにＨＰが高くても一撃で死に至らしめるクリティカルヒット能力を持つLVL 1 NINJAと、同様に首を刎ねる、あまりにも有名なウサギ、VORPAL BUNNY。特にVORPAL BUNNYは出現数が多いため、大変危険なモンスターだ。MAHALITOで一掃しよう。

地下１階で「KEY of BRONZE」と「KEY of SILVER」をちゃんと発見してくれただろうか。行けない場所がでてきてしまうので、しっかり取っておくこと。さて、地下２階の探索はまず「STATUE of FROG」「STATUE of BEAR」を見つけよう。ダークゾーンの中には「KEY of GOLD」もある。ダークゾーンのマッピングもここで慣れておこう。

地下３階への階段を見つけたらすぐに降りないこと！ここで＃１の意外な事実を教えよう。なんと探索する必要のある階は、地下１階、地下２階、地下４階、地下９階（ほんのちょっと）、地下１０階だけなのだ。あとは行く必要がないのだ。しかし、ここでの攻略は全フロアのマッピングを目的としている方のために進めていこうと思う。地下３階は回転床、PIT（落とし穴）の連続で結構辛い。準備は万端だろうか？

地下３階は規則正しく並んだ大きな部屋と、その脇を通る通路だけという構成だ。一方通行の扉を開けて、もう戻るにはエレベーターしかない、という状況になる場面もあるが、別に危険ではない。危険なのは、DUMAPICを怠り、どっちの方向を向いているのかわからない状況でどんどん探索を進めてしまうこと。回転床→PIT→回転床→PITといった最悪のパターン中にDRAGON FLYの群れやGAS DRAGONの群れに出くわすと絶対に全滅する。この階はマッピングの厳しさを教えてくれているといっても過言ではない。単純な構成のようで、実は凄く難しいのだ。

まずは地下１階から直通のエレベーターで来れるエリアの説明をしよう。南へどんどん直線通路を進んで行くと許可なき者は使用出来ない、PRIVATE EXPRESS SERVICE ELEVATORがある。これは大変便利で地下４階から地下９階まで一気に行ける装置だ。とりあえず今は行けないので、反対側の探索を進めよう。扉を開けて北へ進むと、*** TESTING GROUNDS CONTROL CENTER *** という看板の扉の前に着く。開けると警報が鳴り始め、次に一歩進んだだけで必ずモンスターとの戦闘になる。左側は宝物の貯蔵所、右に進むとMONSTER ALLOCATION CENTERがある。*** MONSTER ALLOCATION CENTER *** の扉を開けると、中ボス的存在の固定モンスター、LVL 7 FIGHTER、LVL 7 MAGE、HIGH PRIEST、HIGH NINJAのパーティが現れる。厄介なのはLVL 7 MAGEのDALTO、LAHALITO、HIGH PRIESTのBADI、HIGH NINJAのクリティカルヒット。とりあえずMAKANITOさえ覚えていれば何とかなるが、覚えてない場合は前衛はHIGH NINJAに攻撃、後衛はMONTINO、KATINOで応戦しよう。

さて、MONSTER ALLOCATION CENTERに入り、ちょうど反対側、南の扉を開けるとメッセージがあり、いよいよBLUE RIBBONを手に入れることができる。これは前に述べたように大変便利なキーアイテムだ。PRIVATE EXPRESS SERVICE ELEVATORを自由に利用できるのだ。

エレベーターで降りてきたエリアと、地下３階から階段で降りてきたエリアはつながっていない。階段で降りてきたエリアの探索を進めよう。別にこれといって凶悪な罠は仕掛けられていないが、東のほうに行くと、STATUE of BEARがないと通れない場所がある。ちゃんと持ってこよう。無数の扉を開けて地下５階への階段を見つけることができる。さぁ、いよいよ中盤にさしかかってきた。

この階は特に重要ではない。突然モンスターのレベルも上がるわけでもないし、来る必要はない。しかし、全マッピングは大切だ。頑張ろう！ざっと見て回転床が１つ、ダークゾーンが少し（しかも直線通路）と、なんとも物足りない。しかし、気を付けなければならないのは、東の中央部にある大きな部屋。この部屋は全部、アンチマジック（強制的にパーティ全員が呪文禁止状態になってしまう）の罠が仕掛けられている。この呪いを解くのは簡単。一度違う階に行くこと。ただそれだけなのだが、この部屋を探索している最中のモンスターとの戦闘は要注意。あちらも呪文を使えないが、こちらとしては、ＨＰの回復も出来ないのが一番痛い。更に、この部屋から出て、PRIVATE EXPRESS SERVICE ELEVATORか階段のところに辿り着く前にモンスターと遭遇してしまった場合、これはもっと要注意！あちらは平気で呪文を唱えてくるのだ。MONTINOが使えない、KATINOが使えない戦闘は本当に苦しいということが身に沁みてわかることだろう。

＃１で幻とされる（？）SHIELD+2。これを求めに地下６階に来る冒険者は少なくない。このフロアは中央に十字の通路があり、東西南北に探索することが可能だ。どの扉を開ければモンスターが現れるのかを見極めて、隈なく探してほしい。SHIELD+2を落とすモンスターは全１０種類。LVL 5 MAGE、LVL 4 THIEF、KILLER WOLF、SPIRIT、GIANT SPIDER、WERETIGER、MEDUSALIZARD、LVL 5 PRIEST、LVL 6 NINJA、LVL 7 MAGE。正直、これら以外に出会ったら逃げよう。玄室（扉を開けると必ずモンスターが現れ、倒すと宝箱を落とす部屋）を見つけたら好きなモンスターが現れるまで何度も扉を行き来する、これはWizardryの鉄則だ。

実は、この階あたりから他にも強力なアイテムを発見することができる。特にLONG SWORD+2を一本発見することができれば、パーティの戦力は大幅にアップするだろう。PLATE MAIL+2なんかも発見できたらすぐに前衛のFIGHTERに装備させよう。

一見、規則的な構造のようだが実は結構複雑。中央部のPITや、小部屋にあるPIT。テレポートもいくつもあり、ダークゾーン、更にはアンチマジックも一ヶ所存在する。出現するモンスターもだんだん強くなってきている。CHAMP SAMURAIやOGRE LORD、LVL 8 BISHOPなど、簡単に攻略させてはくれないだろう。この階の上下階に出現するモンスターで怖いのはLVL 7 MAGEやLVL 10 MAGEだろう。MADALTOを唱えてくることがあり、天狗になっている冒険者を一気に地の底へと突き落とす。死体の回収はかなり辛い。絶対にMONTINOで黙らせて戦おう！

全マッピングを阻止するために作られたようなフロア。地下７階から階段で降りてきた場合、いきなり上の階に戻れなくなる回転床地帯に嵌ってしまう。テレポートを見つけてこの部屋を出ることは出来るが、なんといっても目が回る。どっちを向いてるのか正確に把握し、頑張って攻略しよう。他にもダークゾーンの大部屋もあり、一筋縄ではいかない。出現するモンスターも、CHIMERAやGORGONといった、驚かされるととんでもなくダメージを受ける奴らも登場し、注意が必要だ。ちなみに地下９階へ降りる階段は存在しないため、PRIVATE EXPRESS SERVICE ELEVATORを使用するしか道はない。

PRIVATE EXPRESS SERVICE ELEVATORでしか来れない地下９階。ほとんどが強制地下１階へのテレポート地帯になっているため、普通に歩ける場所は少ないのが特徴だ。地下９階ともなるとTELEPORTERの罠が頻繁に宝箱にかかっている。CALFOでしっかり調べること。強制地下１階テレポートに嵌って、いちいち降りてくるのは面倒くさい。

このフロアは、行ける場所が少ない代わりに玄室が多く存在する。どんどん良いアイテムを手にいれよう。地下１０階、最下層にCHUTEで落ちる前に前衛のFIGHTERには是非、BLADE CUSINART'を装備させたい。冒険がぐんと楽になるはずだ！

地下９階からCHUTEで落ちてくるしか方法がない地下１０階。**W*E*R*D*N*A**の警告とともに最後の探索が始まる。構造はいたって単純で、玄室と玄室の間が直線通路でつながっているだけだ。**W*E*R*D*N*A**の元に辿り着くまで最低６回の戦闘が要求される。ここはDUMAPIC、MALORが禁止のため、テレポートするとどこにいるのかわからなくなる。しかし、マッピングの方法はある。テレポートしたらすぐにCAMPをはってMALORで上に９。すると地下１階の同じ座標にテレポート出来るので（地下１階は壁石が存在しないので安心すること）、すぐにまたCAMPをはってDUMAPICで座標を調べる。これで、地下１０階のどの場所にテレポートしたのかわかるため、マッピングが出来る。

さて、モンスターの話に移ろう。この階は最後の階というだけあって、出現するモンスターは超一流の強敵ばかりだ。FROST GIANT、FIRE DRAGON、HIGH PRIEST、HIGH WIZARD、MASTER THIEF、HATAMOTO、VAMPIRE、GREATER DEMON、POISON GIANT、DRAGON ZOMBIE。やはりブレスの強力なPOISON GIANTは超要注意モンスター。確実に４０ダメージのブレスを吐いてくるので、後衛のキャラクタは運が悪いと次々と命を落とす。ましてや最大出現数である４体で現れ、驚かされ、全員ブレスを吐いてきたら、こちらはパーティ全員１６０ダメージを受けることになる。POISON GIANTは呪文無効化率も高く、ＨＰも８１。パーティの運命は前衛のFIGHTERたちにかかっているといっても過言ではない。一発で８１ダメージとはいわないが、奴らのＨＰを減らせば減らすほど吐いてくるブレスの威力も落ちるため、どんどん直接攻撃することが大事だ。あと怖いのはDRAGON ZOMBIEの群れ。最大で４８ダメージものブレスを吐いてくるわ、MADALTOは唱えてくるわ、呪文無効化も２５％あるわで大変危険なモンスター。前衛の直接攻撃に加え、D)ISPELLも絶対怠らないこと！

＃１最強の悪魔、GREATER DEMON。MADALTOをガンガン唱えてきて、こちらの呪文は全く効かない。ピンチでもないのに次々と仲間を呼び、数に物を言わせた強力な呪文攻撃。間違いなく強敵である。しかし、こいつを利用した経験値の荒稼ぎ方法を記述しておく。これは中級者〜上級者向けの方法なので、自信の無い方はやらないでほしい。では、本題に移ろう。これは表示されているモンスターの１グループが全て「沈黙」の状態になった場合、そいつが仲間を呼んでも、来たモンスターは全員「沈黙」状態のままというバグ（？）を利用した経験値稼ぎの方法。何故それをGREATER DEMONでやるかは、まず44570E.P.というもの凄い高い経験値をくれる、呪文ばかり唱えるので封じてしまえばたいした事はない、仲間を頻繁に呼ぶ、などの理由の為からである。ちなみにGREATER DEMONは呪文無効化率９５％の為、MONTINOではほぼ１００％効かないので、MAHAMANの「魔物を黙らせる」の恩恵で黙らせよう。但し、黙らせても毒と麻痺には要注意！毒攻撃はMACE of POISONまたはSHURIKENSの効果で防げるが、麻痺は回避不可能。KALKIをガンガン重ね掛けしてＡＣを下げよう。MAHAMANを唱えた者は戦闘終了後に一回につきレベルが１つ下がってしまうが、１時間ほどやってADVENTURER'S INNに行くと、とんでもなくレベルが上がっているだろう。十二分におつりがくる計算だ。頑張って最強のキャラクタを作ろう！

今まで紹介してきたモンスターの更に上に、＃１で最強系の奴らが存在する。RAVER LORD、THE HIGH MASTER、FLACK、ARCH MAGE、MAELIFICだ。とにかく半端じゃない強さ。ＨＰが１５０にもなるときがあり、MADALTOや、最大で７２ダメージを誇る直接攻撃が恐ろしいRAVER LORD。次々とたった一人で首を刎ねにやってくるTHE HIGH MASTER。毒、麻痺、石化、クリティカルヒット、更に、なんと最大で９０ダメージのブレスを吐いてくることがある、特殊攻撃のスペシャリスト、FLACK。 魔術師のくせに最大８０ものＨＰを誇り、MADALTOを唱え、後続のHIGH WIZARDなども怖い、ARCH MAGEのパーティ。そして、最強魔法TILTOWAIT、３レベルドレインを繰り出す、通常出現のモンスターで最悪の強さを持つ、MAELIFIC。どいつもこちらのパーティを全滅に追い込むことができる能力を持っているのがわかるだろう。自信が無い場合は逃げるか、戦闘中のMALORで離脱しよう。

POISON GIANTの群れがいかに恐ろしいかは前に述べた。しかし、やつのブレスのダメージはMACE of POISON、そしてレア・アイテム、SHURIKENSで大幅に減少させることができるのだ。「GARB of LORDS」「MURAMASA BLADE!」「SHURIKENS」・・・これらはWizardryの世界で最高級のレア・アイテムとされている。FROST GIANT〜DRAGON ZOMBIE、そしてRAVER LORD〜MAELIFIC。これらは実に良いアイテムを落とす。特にRAVER LORD〜MAELIFICは「GARB of LORDS」「MURAMASA BLADE!」「SHURIKENS」を落とす確率が迷宮最大で、恐ろしいが、狙う価値は十分にある。『キャラクタ作成』の項を参照してもらえるとわかると思うが、「SHURIKENS」「SHIELD+3」「GLOVES of SILVER」、そしてなんといっても「RING of HEALING」はいくつあっても足りないぐらいだ。どんどん見つけていこう！

**W*E*R*D*N*A**のいるエリアに行く一歩手前のテレポートでまた地下１０階のスタート地点へ戻り・・・を繰り返してキャラクタをどんどん強くしていこう。**W*E*R*D*N*A**はTILTOWAITを唱えてくる迷宮最強の敵だ。更に後続にはVAMPIRE LORDもいる。目標は前衛のＨＰが１３０くらいだろうか。MURAMASA BLADE!を装備しているSAMURAIがパーティに一人でもいれば、戦闘は思いのほか楽に終わることができるだろう。そう・・・終焉は唐突に、あっけなく静寂とともに迎えるのだ・・・

戦闘終了後、AMULET of WERDNAのＳＰで全員のＨＰを回復させよう。そしてMALORで上に９で地下１階にテレポートしよう。無事にAMULET of WERDNAを城に持ち帰ることができたら、この物語は終わりを迎えるのだ・・・

＊　＊　おめでとう　＊　＊