Wizardry

PROVING GROUNDS OF THE MAD OVERLORD !




1981年、アメリカ合衆国でANDREW GREENBERG、ROBERT WOODHEAD両氏の制作によりWizardryというゲームが APPLE][版で初めてSir-tech社から発売された。当時のモンスターデザインはROBERT WOODHEAD氏自ら描き、ゲーム のバランスなども若干、現在とは違っている。戦闘で先制されても呪文が唱えられ、探索中にQ)UIT(冒険の中断) ができない、かの最強の武器、MURAMASA BLADEもMURASAMA BLADEとタイプミスがそのまま反映されているなど・・・ 他にも沢山あるが、とにかくWIZARDRYがR.P.G.(ロールプレイングゲーム)の「基本」として、世界中に与えた 影響は非常に強い。自分の自由に作ったキャラクタで、地下迷宮に挑み、段々と強くしていく。奥に進めば進む ほど強力なアイテムを発見し、そのような要素がやがて狂信的にゲームにのめりこんでいく結果につながるのだ。

日本でもWizardryは大変人気があり、そのなかでも特に評価の高かったPC−9801シリーズをココでは取り 扱っていこうと思う。モンスターグラフィックスもゲームバランスも格段に向上し、ULTIMAと並び、日本の R.P.G.に与えた影響は強い。

Wizardryは、非常にシンプルで、とある城の城下町と町外れの地下迷宮のみといった作りなのだ。文字 と数値のみで構成されているのでモンスターの外観以外は、プレイヤー自身の想像力で世界を構成できるのだ。 GILGAMESH'S TAVERNには木のテーブルがいくつも(結構古いものなので朽ちているものが多々)あって、迷宮探索 から帰ってきたばかりの、富と名声を手に入れたい一心で集まって来ているパーティたちが、大ジョッキ片手に冷 たいビールを飲みながら「今日出会ったBORING BEETLEはよぉ、いきなりブレス吐きやがってよぉ、いらついたから 真っ二つにしてやったわー!」などとホラ話に盛り上がってるDWARFのパーティがあったり、異国から来た1人のも の静かな美しいELFが、その話に耳を傾けながら溜め息をついていたり・・・など色々と、想像して楽しめるわけで ある。他にもある。BOLTAC'S TRADING POSTはひよっこの冒険者相手に、たいしたことない武器を高値で売りつけて いたりして、「あの背の低いふんぞり返ったDWARFの店主に、迷宮で手に入った高級な武器をドンッと見せつけて 目ん玉飛び出させてやりてぇなぁ」とか町の隅で話をしている、貧弱なGNOMEのパーティがいたり・・・といった 具合にプレイヤーの想像力が正に、世界を創りだして行くのだ。

では本題に入ろう。





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