Wizardry

The Knight of Diamonds/ダイヤモンドの騎士




FC版ウィザードリィVが発売されたのが1990年3月。今作は、アスキー社が前回あえてとばしたシナリオ#2 を、かなり変更して発売したのである。冒険はじめのモンスター達をTの頃の弱い奴らを出現させ、全員レベル1 のパーティでも難なく探索出来るようにしたり、地下1階からマロールを使わなくてもいいように、あえて新しく階 段を作り、コッズアイテムとの戦闘を避けられるようにした。他にも地下4階、地下5階のマップを大幅に変更した り、(Uでもいえることだが)#4で初登場となった様々なモンスター達を追加したりと、#2とかなり異なった仕 上がりになっている。

自由という点で見てみよう。ウィザードリィの世界は、とある城の城下町と町外れの地下迷宮のみといった作りなの だ。文字と数値のみで構成されているのでモンスターの外観以外は、プレイヤー自身の想像力で世界を構成できるの だ。こと「ダイヤモンドの騎士」に関して言えば、他のシリーズと違い「ちからのコイン」という、自由度を更に高 めてくれる素晴らしいアイテムが存在する。詳しくは触れないが、他のシリーズではとても無理だったキャラクタが 色々作れてしまうのだ。「ダイヤモンドの騎士」は地下1階から地下6階までの全6フロア。だが色々昇ったり降り たりの連続で、とても一筋縄ではいかない構造になっている。各所に住み着いている伝説の武具たち・・・これらを (それこそ一筋縄ではいかないが)倒し、伝説のダイヤモンドの騎士になるのが目的。だが、それはあなたの判断次 第。伝説の武具を集めずにレアキャラクタをどんどん作成して、自由に探険してもいいのである。

#2でもそうだったが、Vは、大変興味深いアイテムが数多く存在する。一部のユーザーからは『派手すぎ』などと 言われているようだが、本当に派手である。FC版での新しい名称はとても魅力的で、アイテム集めが今まで以上に 楽しくて楽しくて仕方ない。色々なアイテムを探し、試し、体験し、心の底から楽しんでもらいたい。

では本題に入ろう。





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